スマホにある作品から、最初に見せる一つを選ぶ
作ったバナーは写真アプリ、記事のURLはメモ、自己紹介はSNSのプロフィール欄。材料は手元にあるのに、「ポートフォリオはありますか」と聞かれると、何から送ればよいか迷うことがあります。
そんなときは、すべてを集め直す前に、今回見せたい作品を一つ選びましょう。デザインの仕事を相談してほしいなら画面デザイン、文章の仕事なら執筆した記事というように、今の活動につながる作品から考えます。
自分で公開してよい作品かも確認してください。顧客名や未公開の画面を含むものは、そのまま載せてよいとは限りません。自主制作や学習課題を使うときは、その区分を説明に添えます。
自己紹介と作品情報を、一つのメモに集める
先に原稿をまとめると、編集画面を開いてから文章を考えたり、SNSへURLを探しに戻ったりする作業を減らせます。メモアプリなどに、自己紹介と作品の情報を一緒に置きましょう。
名前・活動名と現在の活動は、初めて読む人に伝わる言葉で短く書きます。作品のURLは編集用ではなく、相手が閲覧できる公開・共有用のURLを用意します。まだ公開していない作品はURL欄を空けておき、用意した後で確認してください。
コピーして使える原稿メモ
名前・活動名:[ ] 肩書き・現在の活動:[ ] 自己紹介:[誰に、どのような仕事で役立てるか] 作品名:[ ] 制作区分:[実務/自主制作/学習課題] 目的:[ ] 担当したこと:[ ] 工夫した点:[ ] 公開済みの作品URL:[ ] 問い合わせ先URL:[ ]
作品説明に「目的・担当・工夫」を添える
「Webサイトを制作しました」だけでは、構成・文章・デザイン・実装のどこを担当したのか分かりません。作品の説明には、目的、自分の担当、工夫とその理由を添えます。
たとえば、架空のカフェを題材にした自主制作なら、「店舗紹介ページの構成と画面デザインを考えた」と書けます。実装をしていない場合は、Webサイト全体を制作した実績のように見せず、作った範囲を明記しましょう。
架空のカフェを題材にした自主制作の記入例です。自分が行った作業に置き換えて使ってください。
作品説明の記入例
作品名:架空のカフェの店舗紹介ページ 制作区分:自主制作 目的:初めて訪れる人が、お店の雰囲気と営業時間を確認できるページを考えました。 担当:構成、文章、画面デザイン。実装は含みません。 工夫:メニューとアクセスを探しやすい順番に配置しました。 作品の確認先:[自分が公開してよい作品URLへ置き換える]
説明が長くなったら、まず目的と担当を先に出し、制作の細かな経緯は後ろに置きます。作品説明で目的・担当・工夫を伝える方法も参考にしてください。
無料サービスを選ぶときは、スマホでの閲覧と編集を分けて確認する
「スマホ対応」には、公開ページがスマホで読めることと、作る人がスマホで編集できることがあります。スマホだけで作業したい場合は、文章入力だけでなく、画像の選択・保存・プレビュー・公開後の更新まで確認しましょう。
無料のポートフォリオ作成サービスを選ぶ前に、次の点を整理します。
- 渡す形式:WebのURLか、応募先が指定するPDFか。
- 見せたい内容:作品を一覧で見せるか、自己紹介・担当範囲・相談先もまとめるか。
- 無料の範囲:制作だけでなく、公開・更新・必要な出力まで含まれるか。
- 作成環境:自分の端末とブラウザで、必要な編集操作に対応しているか。
WebとPDFの違いが気になる場合は、ポートフォリオの提出形式を選ぶ方法で確認できます。提出先に指定があれば、その条件を優先してください。
プロフシグナルでまとめるなら、公開例と登録条件を先に確認する
自己紹介と実績・作品へのリンクを一つのページにまとめたい場合は、プロフシグナルが候補になります。プロフィールの作成・画像設定・公開・更新は無料です。
完成するページの表示は、運営事務局の公開プロフィールで確認できます。自己紹介から実績やリンクへどう読み進められるか、自分の原稿を置いたつもりで見てみましょう。
登録画面では、確認メールを受け取れるメールアドレス、パスワード、利用規約・プライバシーポリシーへの同意が必要です。メールを確認した後にプロフィール作成へ進みます。登録しただけでは公開されず、下書きから始められます。ログイン用のメールアドレスは公開されません。
公開前は、画像・作品リンク・相談先をスマホで読み直す
ページを作成したら、プレビューで内容を読み直します。初めてあなたを知る人として、名前や活動、作品の担当範囲、相談先が順に分かるかを見てみましょう。公開後は、閲覧者に渡すURLをログインしていないブラウザでも確認します。
- 画像:作品の重要な部分が小さすぎないか。通知や公開する必要のない個人情報が写っていないか。
- 文章:名前と現在の活動が分かるか。作品の目的と自分の担当が伝わるか。
- 作品リンク:編集画面ではなく作品が開くか。閲覧に必要な権限を設定しているか。
- 相談先:相手が連絡方法を理解でき、自分が確認する窓口へ進めるか。
- 公開範囲:顧客・共同制作者の情報や画像を掲載してよいことを確認したか。
作品の細部は大きな画面でも確かめると、スマホでは見落とした点に気づけることがあります。公開する情報に迷ったら、ポートフォリオに載せる個人情報の考え方も確認してください。
URLを送るときは、何をまとめたページか一文添える
「こちらをご覧ください」だけでなく、自己紹介とどんな作品を載せたページなのかを添えると、相手が開く目的をつかみやすくなります。
たとえば、先ほどの自主制作なら「自己紹介と、自主制作の店舗紹介ページのデザインをまとめています」と伝えられます。仕事として対応できる範囲と、学習中の内容は分けて書きましょう。
URLに添える紹介文のテンプレート
自己紹介と[紹介する仕事・作品]を、こちらのページにまとめています。 [公開したプロフィールURL] [対応できる業務]についてご相談いただく際の参考になれば幸いです。
スマホでポートフォリオを準備するときによくある質問
スマホで準備しておくものは何ですか?
自己紹介、作品の目的・担当・工夫を説明する原稿、掲載してよい画像、作品と問い合わせ先のURLを用意します。一つのメモにまとめておくと、選んだサービスへ入力するときに使えます。
作品が一つだけでも始められますか?
まず一つを説明できる形にまとめるところから始められます。実務・自主制作・学習課題の区分と、自分が行った作業を明記しましょう。提出先に作品数の指定がある場合は、その条件に合わせます。
WebのポートフォリオとPDFは両方必要ですか?
相手への渡し方によって変わります。応募先からPDFの提出を求められている場合は、その条件に沿って用意します。WebのURLで案内する場合も、作品やリンク先が相手に見られる状態か確認しましょう。
公開後に作品が増えたらどうしますか?
現在の活動に合う作品を加え、説明やリンク先も見直します。プロフシグナルでは公開後の更新も無料です。更新したときは、公開ページでも内容を確認してください。
次の「作品を見せて」に備えて、今ある材料を整える
最初は、写真やSNSに散らばっていた作品も、目的と担当を添えた原稿にすると、一つの紹介先へまとめる準備ができます。今日の一歩は、今ある作品を一つ選び、自分が何を作ったのかを書いてみることです。
原稿ができたら、相手への渡し方と自分の作成環境に合うサービスを選びます。次に作品を聞かれたとき、何を見てほしいかまで伝えられるポートフォリオを用意していきましょう。